3人制プロバスケ「ダイナブラックス」マネジャー 小松怜華さん

営業や広報も「行動力」に期待

松本大(松本市)を今春卒業した小松怜華さん(22、上田市)が、松本市を拠点に活動する県内初の3人制プロバスケットボール男子チーム「信州松本ダイナブラックス」のマネジャー兼営業・PR担当として奮闘している。チーム運営会社の数少ない社員になり、「競技の魅力を広めて発信したい」と一人で何役もこなしている。

「補食」の大切さ伝えて

栄養士の資格を持つ小松さんは、同大人間健康学部健康栄養学科出身。学生時代は女子バスケットボール部で、チームの要のセンターを担った。3年生の夏から1年間、プロバスケ男子Bリーグ1部の信州ブレイブウォリアーズ(BW)でインターンシップをし、選手の栄養サポートにも携わった。
そこで感じたのが、選手の食に対する意識の低さ。朝食を取らずに練習に来る選手や、好きなものしか食べない選手もいて「正直、驚いた」。
 強豪の岩村田高校(佐久市)女子バスケ部時代、小松さんは貧血に悩まされ、思うように力を発揮できなかった。
しかし、通院して補食の大切さを教わり実践すると、体調が改善しパフォーマンスも向上。運動栄養学が学べる同大に進むきっかけになった。信州BWの選手たちには自身の経験を基に食への意識改革を訴え、捕食の大切さを伝えた。
当時信州BWに在籍し、現在は選手兼任でダイナブラックスのゼネラルマネジャー(GM)を務める武井弘明さん(30、松本市)に誘われ、昨秋から運営会社「XYZ(クロスワイゼット)」(同市)でアルバイト。4月に正社員になった。仕事は選手らのスケジュール管理をはじめ、練習する体育館の確保、遠征時の宿泊予約、グッズの企画開発など多岐にわたる。試合時は裏方で運営を担ったり、イベントでチームのグッズを売ったり。さらに今後、選手の食事や栄養サポートにも携わりたいという。

運営の難しさを痛感

3月にチームのお披露目を兼ねて、松本市内の商業施設で開いた初の一般公開試合では「整理券がすぐになくなるなど、反響の高さに胸が熱くなった」と喜ぶ一方、「ボランティアに出した指示がうまく伝わらず、運営の難しさを痛感した」とも。
チームは5月21日に東京で開幕する、3人制バスケの国内新リーグ「3×3(スリー・バイ・スリー)Sリーグ」(12チーム)に参戦。県内でのホームゲーム開催も予定する。「多くの人にチームや競技の魅力を知ってもらういい機会」と小松さん。
チームオーナーの山崎孝一郎さん(27、同)は「大学で得た知識と経験を生かし、持ち前の明るさと行動力で3×3を盛り上げてほしい」と期待する。