穂髙神社「本殿遷座祭」 厳粛な暗闇の神事

安曇野市の穂髙神社(穂髙光雄宮司)で1日未明、4月21日に仮殿に移していた三つのご神体を本殿に運ぶ「本殿遷座祭」が、雅楽の音色が響き渡る中、厳粛に営まれた。
寅(とら)の日、寅の刻の午前3時から始まった。「陰燈(かげとう)」と呼ぶろうそくがわずかにともる暗闇の中、神職らがご神体をみこしのような「御羽車(おばぐるま)」に載せ、周りを「絹垣(きぬがき)」と呼ぶ白い布で囲みながら慎重に遷(うつ)した。ご神体をそれぞれ1体ずつ運び3往復した。
同神社の定められた年の式年遷宮は、20年に1度本殿を建て替える「大遷宮祭」があり、その間に7年と6年の間隔で、本殿の修復と清掃をする「小遷宮祭」が2度ある。今回はその一つで2016年以来の神事。
歴史をたどると、室町時代の1483(文明15)年の造営記録があり、連綿と継承されている。
(丸山祥司)