【ガンズリポート】信州ダービー2連戦

「次も勝利を」熱く

松本山雅FCとAC長野パルセイロが対戦する「信州ダービー」2連戦。8日にサンプロアルウィンであった県選手権決勝は、山雅がパルセイロを1─0で破った。次は15日、舞台を長野Uスタジアムに移し、J3リーグを戦う。サポーターらの熱は、いやが上にも増す。
8日の一戦で決勝点を挙げたのは、普段は山雅U─18でプレーする17歳のFW田中想(そ)来(ら)(松商学園高3)。トップチームでのデビュー戦で左足でシュートをたたき込み、サポーターに向かって拳を突き上げた。
観戦した山雅のスクール生、平出蒼空(そら)君(11、安曇野市)は「きれいに崩したゴール」と“先輩”のプレーに感心した様子で「次も勝って」。
塩尻市の70代女性は「J3になって来ていなかったが、ダービーなので」と今季初観戦。「長野には絶対に勝たないといけない。よかった」と顔をほころばせた。
「選手とサポーターが共に盛り上がる」と、長野市在住で8年ほど山雅を応援している吉澤智之さん(32)は「自分としては違和感はない。ダービーで山雅サポが増えれば」。
パルセイロサポーターの寺島昇太郎さん(30、長野市)は「アルウィンはめちゃめちゃいい雰囲気。(パルセイロは)攻める姿勢は見せた。15日までにいい準備をしてほしい」とリベンジに期待した。