アカマツ地蔵尊木の中に安置へ 玄向寺で開眼法要

樹齢約400年の朽ちたアカマツから生まれた、その名も「松地蔵尊」。松本市大村の玄向寺で7日、このお地蔵さまの開眼法要が行われた。
2020年7月、同寺のシンボルだった境内のアカマツが枯れ、伐採。翌年、中国・上海市の仏師に依頼し、アカマツの切り株からくりぬいた木材で、お地蔵さまを制作した。
そしてこの日、木材をくりぬいた穴にはめ込んだ、ケヤキで作った厨子(ずし)に「松地蔵尊」を安置した。
2年近くかけ、「母なる」木の中に戻ったお地蔵さまは、真ん丸なお顔に、柔和な表情を浮かべている。今後は誰もがそのお顔を見ながら手を合わせることができる。
荻須眞教住職(78)は「松が枯れたことは今でも残念だが、こうして違う形で生き返ってくれてうれしい」と話した。