動物のまねっこ絵本出版

松本市の絵本作家、まつしたさゆりさん(51)と夫で絵本作家・野外技術研究家のスズキサトルさん(48)が、「からだをうごかすえほんまねっこぴたっ!どうぶつ」を出版した。「大人は子どもたちから元気をもらっている。一緒に体を動かして楽しんでほしい」という願いを込めた。

ゴリラやクマ…楽しく体動かして

スズキさんが描いた、男の子が四つんばいになってクマのまねをするイラストを見て、「子どもがまねっこするかわいいポーズを絵本にできたら」と思っていたまつしたさん。コロナ禍になり、「自分の子どもが小さかった時、気軽に外出できない状況だったら、親子で煮詰まってしまったかも」との思いが制作のきっかけになった。
文はまつしたさん、絵はスズキさんが担当した。動物のまねは動き続けながらすることが多いが、この絵本では行進した後に「ぴたっ!」と止まってポーズをとるのが特徴。文はリズムに乗って歌うように読め、次の動物にスムーズにつながるようにかけ声も入れた。
スズキさんは日本理科美術協会会員でもあり、「動物の特徴や子どもの動きを忠実に描きながら、インパクトのある楽しい絵に」と工夫を重ね、構想から約1年をかけた。登場するのはゴリラ、リス、アルマジロ、アザラシなど多彩だ。
スズキさんは「子どもの『ママ見て!聞いて!』は、『ママ大好き!』と言っているのと同じ。忙しくても10秒でも振り向いてかまってあげることで、満たされて幸せな気持ちになり、思いやりのある大人になれる。この絵本を読んで、大人と子どもが一緒に楽しく過ごす時間になれば」と話す。1210円。ほるぷ出版。