【ガンズリポート】シゴトを語る #5 企画広報部商品担当・篠田清さん

山雅色全開グッズで街に活力

タオルマフラーやペンライトなどの公式グッズを担当しています。企画から作り込み、商品にしたものを売り、在庫を管理する。流れの全てに関わっています。
出身は埼玉県。高校までサッカーをやっていました。小さい頃からシューズとか用具が気になる子どもでした。ユニホームは、国内外の代表やクラブのものを40着ほど持っています。
大卒でスポーツ用品大手のアディダスに就職しました。販売を担当し、店頭にも立ちました。でも、商品を自分で作りたいという思いがあり、縁あって松本に来ました。昨年の5月です。
山雅は、ゴール裏の応援風景の印象が強かったです。緑がぎゅっと詰まっている感じ。
定番グッズのタオルマフラー。今年1月に「稜線(りょうせん)」と名付けて出したのは、北アルプスの山並みと、松本城や市街地のシルエットをデザインしました。
企画は昨年の夏くらいから。他に3人いるグッズ担当者の1人が、「サンプロアルウィンから見える稜線の美しさ」というアイデアを出したのが始まりです。
グッズのデザインを考えるポイントの一つは、テレビに映った時に「山雅だ」と分かること。山雅らしさ、信州らしさが出ているものは、サポーターの反応がいいですね。
皆さんが一番見たいのは選手です。グッズでも、選手をよりかっこよく見せたいと思っています。僕がアディダスと企画したパーカやスエットは、選手にモデルになってもらい、「おしゃれでかっこいい」「私服姿に胸がきゅんとした」という評価をもらいました。
スタジアムの売店に来る子どもは、目がきらきらしていて、昔の自分を見るよう。先日は、兄弟が手にお金を握り締めて来て、リストバンドを買ってくれました。その場で着けて、飛び跳ねて喜んでいました。
1年ちょっとで実感したのは、山雅のサポーターは1人が持つグッズの数が多いこと。街では、山雅のステッカーを張った車を見ない日はありません。もっと“山雅の緑”が浸透し、盛り上がる街になればと思います。