【眺めてみれば】#5 「あづみの学校」から見る風景(安曇野市)

1枚の絵のように望む安曇野

清流を泳ぐ魚、ワサビ畑、雑木林、北アルプス常念岳…。国営アルプスあづみの公園堀金・穂高地区にある体験施設「あづみの学校」玄関ホールからは、安曇野を代表するそれらの風景がまるで1枚の絵のように望める。
屋外の池とつながる大きな水槽があり、同市で古くから養殖が盛んなニジマスや、ブラウントラウト、ノルウェー産サーモンの代替品として注目を集める信州サーモンなどが泳ぐ。烏川から引き込む水の透明度は高く、目の前をゆっくり回遊する魚たちは迫力満点だ。
企画広報課長の遠藤茂樹さん(44)は「雨でも室内から涼しげな様子を眺められます。この時期は新緑の木々と常念岳が美しいです」。
学校内の理科教室にはミニ水族館があり、イワナやヤマメなども間近に観察できる。7月3日までカエル展も開催中だ。