世界の中の日本酒を学ぶ

国際的酒類教育 WSETがセミナー

県酒造組合(長野市)は2日、英ロンドンに本部を置く国際的な酒類教育機関「WSET(Wine&Spirit Education Trust)」の視察団6人によるセミナーを、信毎メディアガーデン(松本市中央2)で開いた。酒造関係者ら約40人が参加した。
世界約70カ国で酒類の資格講座を開くWSETは、近年SAKE(日本酒)講座にも力を入れている。国税庁の招きで毎年日本各地の酒蔵を訪問しており、今回初めて長野県を訪れるのに合わせて企画した。
同組合が、寒暖差が大きく水が豊かで酒造りに適した信州の風土を解説。その後、視察団メンバーがそれぞれの国の日本酒事情を紹介した。
ゴー・デジュン・エイドリアンさんは「シンガポールは高級な日本酒が好まれる傾向」、飲料会社を運営するヴィクトリア・トマさんは「国籍が多様なドバイでも日本酒は人気。酒に合う日本料理も発信していきたい」などと話し、参加者は興味深く聞いていた。
視察団は3日、大信州酒造(同市島立)を見学。同社の田中隆一代表は有機栽培の酒米のこだわりなどを説明し、「世界の人に酒を通じて日本を好きになってもらえたら」と話した。