松本市に初お目見え ケーキ缶の自動販売機

焼肉牡丹園前に設置 オリジナル「山缶」

映える、かわいい|と、首都圏などで人気のケーキ缶。松本市では初というケーキ缶の自動販売機が11日、お目見えした。置かれた場所は、焼き肉店「焼肉牡丹(ぼたん)園」(本庄1)の前。同店が野沢温泉村の企業と連携し、企画、開発から手がけたオリジナルブランド「山缶」の商品だ。「地元の人に買ってもらうだけでなく、観光スポットになれば」とも期待する。
焼肉牡丹園の店構えをイメージした自販機は、赤と黒が印象的なデザイン。抹茶いちご、いちごショートケーキ、いちごチョコ、バナナチョコの4種類を販売する。クリームやカステラが透明の筒型の容器に層になって入り、果物の断面がきれいに見える。甘さ控えめで「食べやすい大人のケーキ」と同店代表の孫騰光(そんとうこう)さん(44)は説明する。
孫さんはかつて「(話に聞いた)ケーキ缶を友達にプレゼントしたい」と探したことがあった。見つけるのに苦労し、ようやく見つけても送料が高く、届くまで時間もかかったという。
同じ時期、店に自販機設置の誘いがあった。当初はカレーか冷麺を考えたが「県内にはまだない、おしゃれの最先端。取り寄せの苦労から解放され、気軽に買ってもらえるのでは」とケーキ缶自販機を選んだ。
野沢温泉村の企業と連携、3月から商品開発を始めた。パティシエの試作を何度も試食して完成させた、自慢の味だ。冷凍での販売なので賞味期限が長い。崩れず持ち運びも楽だ。孫さんは「牡丹園の焼き肉はくどくなく、脂身も甘くておいしい。そのイメージをケーキで表現した」。
家で食べるのはもちろん、キャンプやバーベキュー、歩きながら─など、いろいろな場面に登場しそうだ。
現在はティラミスを試作中。今後はキウイフルーツショートケーキ、チーズケーキを開発する予定だ。孫さんは「おしゃれでSNS(交流サイト)での話題づくりにもなるのでは」と期待は膨らむ。
1個1100円。牡丹園TEL0263・75・8881