王滝村の中込さん エッセー好評

王滝村の元日本語教師、中込小枝子さん(68)は、日々の暮らしやヨーロッパでの思い出を、ユーモアあふれる筆致で文章につづり12年になる。月に1、2回、国内外の知人約30人にメールで送るほか、2年前に出版したエッセー集も好評。「書くことも、読者とのやりとりも楽しい」と、文章を練り続ける毎日だ。
中込さんはドイツ人の夫ウルリッヒ・シュミットさん(62)の仕事で、ドイツやルクセンブルク、ベルギーで約14年間暮らした。2005年に帰国後、東京や横浜、茨城県土浦市を経て、18年に夫を伴い、生まれ育った村にUターンした。
本格的に書き始めたのは帰国後。「書きたい思いが一気に湧いた」という。ガの幼虫にまつわる騒動をつづった一編からタイトルを取り、「堤小枝子」のペンネームで著した56編のエッセー集「ゴマムシ狂騒曲」の出版は、文章を読んだシュミットさんが後押しした。
簡潔で機知に富んだ文章に、読者からは「一気に読んだ」「声を出して笑った」などの感想が寄せられ、最近は「どんな人が書いたのか会ってみたい」という声も多いという。「これからも、スピード感のある文章を書きたい」と中込さん。
「ゴマムシ|」は春風社(横浜市)刊。四六判267ページ。1650円。メール「小枝通信」の受信希望は、中込さん(saekonakagomi@yahoo.co.jp)へ。