
梅雨の時季は買い物に行くのも大変ですよね。小さい子どもを連れてだとなおさらです。そんなときに便利なのがネットスーパー。コロナ禍をきっかけに利用を始めた人も多いようです。実際に食材などを購入したママたちに話を聞きました。
家族内感染で利用
3月下旬、家族全員が新型コロナウイルス検査で陽性、濃厚接触者になり、外出制限・自粛で買い物に行けなくなったため、初めてネットスーパーを利用しました。
非接触・非対面で受け取れるサービスがあり、配達員がインターホンで「お届けに参りました。これから商品を置かせていただきます」と言って玄関先にビニールシートを敷き、その上にレジ袋に入った商品を置きます。
全て置き終えると、再びインターホンでその旨を伝え、配達員は次の家へ。私は出発したのを確認後、商品を取りに行きました。
非対面配達は、不在時に玄関先などに配達する「置き配」とは異なり、配達時に在宅していることやクレジットカード払いなどの条件がありますが、とても助かりました(松本市・子ども小学1年)
長短所どちらも
子どもが1歳の時、台風で雨風の中ベビーカーを押して買い物に行けず、ネットスーパーを初めて利用しました。会員登録もすぐにでき、日用品などのネットショッピングと同じように注文。操作は簡単で、自宅にいながら食材が届くのはありがたかったです。
子どもが大きくなった今は使っていませんが、車の免許がない母にやり方を教えると「顔を合わせずに受け取れて便利」と言い、利用しています。買い物を手伝っていた私の負担も減りました。
ただ、野菜や果物などの生鮮食品は実物を見て買えないので、しおれかけた野菜や傷んだ果物が配達されてしまうことも。連絡すれば交換してくれますが手間と時間がかかり、品切れの場合もあります。
調理するのに必要な材料をセットにした「ミールキット」がある店も便利です。時間のない日や具合が悪い時用に購入しています(松本市・子ども年長)
他のママたちにも話を聞きましたが、ほとんどが実店舗とネットスーパーを併用していました。
使い分けの一例としては、休日やたくさんの品ぞろえから選びたいときは実店舗で。▽おむつやお尻拭きなどかさばる物、定期的に必要な物を買う▽米や調味料、ビールといった重い物を買う▽体調が悪くて買い物に出られない▽コロナ禍で外出を控える-ときはネットスーパーを利用するという声が多くありました。
また、「当日注文、当日配達ができる場合もあるので、買い忘れがあった時に助かる」「買い物に使う時間を別のことに充てられる」といった感想も聞かれました。