「紅梅漬」味の伝承を-町ふるさとの味開発研究会などが講座

池田町の女性有志でつくる「町ふるさとの味開発研究会」(袖山光代代表、6人)が町の特産品として加工、販売する梅の甘い漬物「紅梅漬(こうばいづけ)」の二つの講座が今月、相次いで開かれた。会員や梅の生産者が減り味の伝承が危ぶまれているため、町民や近隣の農村女性らに技術を伝え、後継者の発掘にもつなげようという取り組みだ。

町の特産品後継者発掘につなげて

どちらも会員を講師に赤ジソで梅を漬け込む一連の作業を2日連続で体験する内容。21、22日は県北アルプス農業農村支援センターが開く「農村女性セミナー」の一環で、24、25日は同会主催で「町梅の伝承講座」として、共に町多目的研修センターで開いた。
21日は大北地域の女性8人が参加。村内や近隣で収穫され、一晩水に浸してあく抜きした中梅(白加賀)を塩もみする工程から体験した。特長のパリっとした食感を生み、実離れをよくするための重要な工程で、参加者は塩をまぶした梅を、手の付け根付近に力を入れて上から押す作業を繰り返した。
京都府出身の数馬元美さん(50、同町)は「こんなに力を入れて塩もみするとは知らなかった」。会員の常山幸子さん(72、同)は「若い世代の参加もあってうれしい。会や味の存続にぜひ一緒に取り組んでもらえれば」と期待した。
同会は30年余前に「紅梅漬」を商品化。2007年に「北アルプス山麓ブランド」の第1回認定品にも選ばれた。高齢化などで、約60人いた会員は年々減少しているという。