空き家活用移住「おためし住宅」住民交流の場にも

山形村で空き家を活用した取り組みが始まった。下竹田の木造住宅を村が借り、住宅は移住・定住希望者の拠点となる「おためし住宅」に、離れは地域の交流拠点「コミュニティハウスふらっと」として整備し、敷地内の畑と共に活用。新たな空き家対策として、注目を集めそうだ。
来る人を「フラット」に受け入れ、「ふらっと」気軽に立ち寄れる拠点にしたいと命名。25日に開いた3回目のイベントには、地域の5組15人の親子が参加し、ハロウィーン用のカボチャと、ヒマワリやアサガオなどの花苗を植えた。
家族4人で参加した前田琢也さん(35)は「子どもに農業体験をさせたい」と、5月のイベント「ジャガイモとサツマイモの苗植え」も体験。息子の聡太君(7)は「ジャガイモをカレーにするのが楽しみ」と笑顔を見せた。
村は今後、そば打ち体験のワークショップやスマートフォンのサポート教室なども「ふらっと」で開き、また、貸し出しもしていきたいという。村企画振興課の波多野健さん(36)は「コロナで交流しづらい時期が続いたが、気軽に集える場にしたい」。
「おためし住宅」は、これまで移住に関する相談が多く寄せられていたものの、村の暮らしを体験できる施設がなかったことから整備。移住希望者を対象に最長1カ月間の宿泊体験ができる。波多野さんは「『ふらっと』とおためし住宅利用者の相互交流もできれば」と期待を寄せる。