穂高北小でふ化カルガモ見守られ引っ越し

安曇野市の穂高北小学校で6月16日朝、カルガモのひな11羽が生まれた。親子で歩くほほ笑ましい姿を見せ、しばらくして子どもたちに見送られて校外へ“引っ越し”。児童は「元気に成長してほしい」と願っている。
理科専科の石原信教諭(53)が、中庭とは別の校舎に囲まれた敷地で、巣と卵を見つけたのは5月16日。2日後から母ガモが巣に座り温めていた。
ここ2年、カルガモが中庭の水辺で卵を産んだが、ふ化できなかった。石原教諭は、今年はキツネなど天敵となる哺乳類が出入りできない場所で巣を作ったため、ふ化できたのでは─とみる。
巣から池のある中庭に行くには、校舎内を通らなくてはならないため、歩けるタイミングを見計らって、教諭たちがカモを後ろから追って誘導。3日ほどそこで過ごし、20日午後に昼休み中の児童たちに見送られ、近くの穂高川方面へ向かった。
小松幹校長(56)は「子どもたちが『元気にがんばってね』とカモの親子に声をかける姿に優しさを感じた。命の大切さも学んでくれたのでは」と話す。