梓川の写真愛好家・手塚さん写真展 日本遺産の木曽路魅力を

松本市梓川の写真愛好家・手塚確(かく)さん(83)の写真展「日本遺産木曽路と信仰御嶽山」が、木曽くらしの工芸館(塩尻市木曽平沢)で開かれている。旧中山道の贄川宿(同市)から馬籠宿(岐阜県中津川市)まで、木曽11宿を撮影した約350点を展示している。18日まで。
文化庁は2016年、「木曽路はすべて山の中~山を守り山に生きる~」をテーマに、木曽郡6町村と塩尻市を範囲とする構成文化財を「日本遺産」に認定。手塚さんはそれを機に17年から約5年間、認定された42件の場所や周辺の見どころを追った。
漆器や曲物などの伝統工芸士の作業風景や作品、王滝村で滝行をする御嶽教信者、水木沢天然林(木祖村)の樹齢300年の3本ヒノキ、花馬行列(南木曽町)など史跡や祭りなど多彩な作品群。会場は街道を旅しているような雰囲気だ。
手塚さんは木曽平沢生まれ。松本市で漆器店を30年間ほど営み、趣味で風景写真を撮影。同級生に漆器職人がいるが産業が衰退し、「技術の継承や仕事の足取りを写真で残したい」と木曽路の職人にカメラを向けてきた。
「郷土愛と感謝の気持ちを込めた。木曽の魅力を少しでも多くの人に知ってもらえたらうれしい」と話す。
午前10時~午後5時。入場無料。同館TEL0264・34・3888