田川高生 文化祭で地元企業と「コラボ商品」

塩尻市の田川高校(広丘吉田)の生徒会が、開催中の文化祭「蒼穹(そうきゅう)祭」で、市内企業の食品を詰め合わせた「コラボ商品」を販売する。地域に積極的に関わるとともに、コロナ禍で困窮する市内の店を助けたいと、昨年に続き2年目の取り組み。「より塩尻らしく、誰もが喜ぶ品を」と、生徒と店がリモート会議で話し合うなどして形にした。
菓子店パティスリーナンフェア(広丘野村)の「塩尻カヌレ」と、アルプス(塩尻町)の缶ジュース「信州ぶどうナイアガラ」のセットで600円。どちらも県産の材料にこだわった商品で、予約で450セットの注文を受けた。事前に申し込んだ生徒の家族に、文化祭を公開する9日、販売する。
昨年は塩尻商工会議所に相談し、コーヒー豆店とコラボしてドリップパックを販売した。翌年の文化祭に向け、生徒会は冬から次回のコンセプトを練り、商議所も引き続き協力。「皆が食べられ、塩尻らしく、保存が利く」などを条件に商品を選んだ。
紙袋のラベルは、美術部員が描いたイラスト15点の中から、部長の唐澤葉瑠(はる)さん(17)の作品を採用。文化祭のテーマ「自遊奔放」をイメージし、びっくり箱から出てくるオオカミを描いた。
生徒会長でコラボ商品係長を兼任する菊池翔(かける)さん(17)は「苦労した分、たくさんの人に手に取ってもらい、店に足を運ぶきっかけにもしてもらえたら」。塩尻商議所の経営指導員、谷田部和良さんは「生徒の思いとビジネスを結び付けるのは大変だったが、キャリア教育にもつながり、有意義な機会だった」と評価している。