【中村小太郎・駆け出し百姓の自然農奮闘記】#32 全員百姓

食糧インフレに不安な皆さん、一緒に百姓やりませんか!自給自足が簡単だなんて言いませんが、少しの工夫でご自分とご家族の食べる分を確保できます。その安心感たるや、あなた。
まず、お住まいの市町村の農業委員会(農業担当課の隣にあります)に相談に行ってみてください。ご近所の農地を探してくれます。持ち主さんにも連絡してくれます。契約書も作ってくれますよ。とても親切。
昨年、子育てを終えられた保育士さんから、稲作と畑をやりたいと相談がありました。小太郎米の田んぼの隣にちょうど1反(10アール)の田んぼがあり、もう何年も耕作放棄地になっていました。持ち主さんは以前そちらの南にお住まいでしたが、引っ越しされたようでした。農業委員会に問い合わせると連絡先が分かり、年間2万円で貸してもいいとのこと。ラッキー。
隣だから農機具も全てお貸しできます。作業もご一緒しながらなので、安心だと言ってもらえています。すでにスクスクとイネが育っています。保育士と半農半Xで、農薬や化学肥料を使わずに自給自足したい人に向けたクライガルテン(滞在型市民農園)にするそうです。ガンバレ。
自然農法だと、1反あたり5俵(1俵=60キロ)の収量があります(慣行栽培だと10俵…)。300キロになりますので、3家族分のお米は確保できますよ。無農薬、無施肥なのでお金もさほどかかりません。いかが!