白馬の栗原さん 自宅に気軽な交流スペース

白馬村神城の栗原千惠※子さん(80)は、新築した自宅内に地域の人が気軽に集える交流スペース「くりくりリビング」を設けた。自身の仕事の経験や知識を共有して暮らしに役立つインテリアの教室や、講師を招いた趣味の教室をスタート。活動や会合、談話の場にも貸し出す。栗原さんは「家を軸足に、地域の皆さんと交流できたら」と願う。
「いいじゃない」「すてき!」。村内の女性4人が竹籠などに和紙を貼り重ねる一閑(いっかん)張り技法で仕上げたバッグを見せ合い、歓談していた。6日は、全3回の一閑張り教室の最終日。「すてきな場所。違った教室があればぜひ参加したい」。アットホームな空間に、参加者のマスク越しに笑顔があふれた。
「くりくりリビング」は広さ23平方メートルほどで7、8人が集える。居住スペースから独立した空間で、キッチンやトイレ、外にはウッドデッキもある。
栗原さんは東京都出身。インテリアコーディネーター、二級建築士の資格を持ち、神奈川県に長年暮らして仕事に励んできた。夫や娘家族が先に移住した白馬村に、2016年から住み始めた。
「縁側のように敷居が低く、皆さんが集まれるスペースがあれば私も楽しい」と考えていた栗原さん。移住後、ものづくりを楽しみながら肩肘張らずに寄り合える場「ゆいせきや」(大町市)に通い、交流の場の必要性を実感。主宰の神戸千代子さん(77)の取り組みにも刺激を受け、自宅の設計に交流スペースを盛り込んだ。
仕事で渡米した際、家庭の室内環境づくりのノウハウを体験。室内の整理方法をわかりやすく伝えることをライフワークにしたいと、自身が講師を務め「室内整理教室」(全6回)を12月までの第2、4木曜午前10時~正午に開催(1回1000円、教材費別途)する。地域の人が得意なことを教え合う教室なども計画したい考えだ。貸し出し料金など問い合わせは栗原さんTEL0261・85・4068

※「惠」の心の上がム