技法楽しむ布作品

24日まで 井口あゆ美さん初個展

安曇野市の布物作家・井口あゆ美(作家名・イゲタマル)さん(36、穂高)は24日まで、初の個展を日本茶専門店・野田園(豊科)併設の「カフェギャラリーお茶の間」で開いている。お気に入りの技法「スラッシュキルト」で作ったバッグや、古代を意識した配色のポーチ、コースターなどを展示している。
スラッシュキルトは、生地を何枚も重ねてミシンで斜めに縫い目を入れた後、一番下の布だけを残して縫い目の間をカットし、洗って切り口を起毛させる。会場には、デニム生地を使い、この技法で作った作品が多く並ぶ。デニム生地は夫と二人で営む「安曇野縫製工房」(穂高)でよく扱うため、なじみ深いという。
古代文明や長い年月をかけてできた石、地層などが好きで、会場にも古代の壁画をイメージしたというサンドベージュのポーチ、地層をイメージした白と茶系の袋物、石ころのような形のポーチなどを並べている。
面白いのは、裂き織りの布を小さく切り、その上に陶器の破片をあしらったブローチ。「裂織ブローチシートウキ添え」とタイトルを付けた。
「ささやかな物づくりではあるが、一つ一つ楽しみながら作っているので、見てもらえたらうれしい」とほほ笑む。
午前11時半~午後6時。木~日曜営業。お茶の間TEL0263・72・2217