レストラン映画に自身の体験重ね

波田の川澄巴里人さん東座でトークショー

松本市波田の川澄巴里人(ぱりひと)さん(46)のトークショーが8月7日、東座(塩尻市大門四番町)で開かれる。
ラジオ局で番組制作に携わる川澄さんは学生時代から約20年間、米ニューヨークでレストラン業に携わった。多国籍の人や食文化が集まる最先端の街で、料理人として活躍。スピード感あふれる日々を過ごし「ジェットコースターのような毎日だった」と振り返る。
東座は8月、英国ロンドンの高級レストランが舞台の「ボイリング・ポイント沸騰」を上映する。人気レストランで起こるドラマに自身の体験を重ねる川澄さん。数々のエピソードを話す。

NYで料理人約20年携わる

映画「ボイリング・ポイント沸騰」は人気レストランのシェフが大波乱の運命をたどる一夜を濃密な人間ドラマと共に描いた。ロンドンの実在するレストランで90分間、ワンショットで撮影。東座で8月6~19日に上映する。
事前に観賞した川澄巴里人さんは「フロア係、キッチン担当、マネジャーなどニューヨーク時代の友人と重なるくらい、登場人物すべてがあり得るキャラクター」と共感する。
音楽やスポーツ、エンターテインメントなどに興味があった川澄さん。高校卒業後、ニューヨークに漠然とした夢を抱き、米国の大学に留学した。
在学中、日本食レストランでアルバイトをしたのがきっかけで料理の世界に。当初はホールを担当し、その後、高級レストランに板前として採用され“すしシェフ”を任された。

波田に戻ってラジオの仕事  出会いや経験地元に還元を

ニューヨークで日本食レストランの人気が高まる中、無我夢中で働き、気が付くと渡米して20年近く。実家はリンゴ農家。料理長として数々のレストランから誘いもあったが家業を継ぐため帰国を決意した。2015年、波田に戻った。
料理の仕事を探していた時、同級生に再会。「地域を盛り上げるラジオ番組を制作してみないか」と誘われた。地域密着の仕事に魅力を感じ、エフエムまつもとに入社した。
現在は番組制作のほか、金曜朝の生放送パーソナリティーを担当。休日は実家のリンゴ栽培を手伝い、年に数回は知人にすしを振る舞う。ニューヨークの出会いや経験を地元に還元する一環と考え、トークショーに参加する。
「ニューヨーク生活は日本の良さを再認識する機会にもなった。レストランの裏話や日本との文化の違いなど、いろいろなエピソードを話せたら」と川澄さん。来場者にお手製の土産も渡す予定だ。

メモ
【トークショー】
正午から。映画観賞とセットでトークショーの前後に上映がある。65歳以上1200円、64歳以下1500円、大学生1400円、高校生1000円、中学生800円。要予約、定員50人。東座TEL0263・52・0515