穗髙神社遷宮祭「犀龍と泉小太郎伝説」人形を展示

安曇野市の穗髙神社を拠点とする「穂高人形・御船祭保存会」は21日まで、同市の国営アルプスあづみの公園堀金・穂高地区に、今春の同神社の式年遷宮で奉納展示した人形の一つ「犀龍(さいりゅう)と泉小太郎伝説」の一部を飾っている。「遷宮祭時に見られなかった人や観光客に伝統の技を知ってほしい」と展示した。

穂高人形の飾り物は県の無形民俗文化財に指定されている。歴史上の場面や民話の中のシーンを再現し、遷宮祭で奉納。9月の例祭には大きな船の中央の舞台部分に飾る。
今回展示したのは、伝説の主の泉小太郎と母の犀龍。遷宮祭に飾った約10メートルの犀龍の頭の部分を設置した。それでも高さ、長さともに約3メートルある。
この場面の制作責任者を務めた竹川郁夫さん(74、穂高)は「力の強い犀龍ではあるが、小太郎の母ということもあり、表情に優しさをにじませた。初めて見る人にも伝説の温かさを分かってもらえたら」。共に制作したうちの一人、山田孝さん(77、同)は「制作メンバーも高齢化しつつある。展示を見て人形作りを継承する人が現れたらうれしい」と話した。
人形は公園内の「展望テラス1階」に展示。入園料は15歳以上450円、65歳以上210円。同公園TEL0263・71・5511