設立3年で快挙 日本ワインコンクール金賞&銀賞

透明感があり、やや明るいルビー色―。池田町の農業生産法人ヴィニョブル安曇野が運営するワイナリー「ドメーヌ・ヒロキ」が初めて造った「ルヴェ デュ ソレイユ」。設立3年目で、日本ワインコンクール2022欧州系品種赤部門で金賞受賞の快挙を成し遂げた。フランス語で「日が昇る」という意味で、併せて出品した「メルロー ジュピター」は銀賞を受賞。横山弘樹社長(43)は「奇跡」と喜んでいる。
日本ワインコンクールは、国産ブドウを100%使った「日本ワイン」が対象で、03年から開催。25人の審査員が視覚、香り、味などの項目を100点満点で採点する。
「ルヴェ デュ ソレイユ」は自社畑のメルロー64%、カベルネソービニヨン32%、プティ・ベルドー4%で、20年10月に仕込み、オークだるで約1年熟成し、ブレンドした。醸造責任者の内川雄一郎さん(39)は「ブドウの木は若いが、この年は気候も良く当たり年。ブドウの持つ力を出し、たる負けしないように気をつけて仕込んだ」と振り返る。
やや熟したベリー、丁字(ちょうじ)のような優しいスパイシーさがある香りが特長で、落ち着いた酸味、柔らかいタンニン、辛口で豊かな果実味などを感じる味わいという。銀賞の「メルロー ジュピター」もやはり約1年たる熟成させており、優しく奥深い味と香りがある。
日本ワインコンクール総エントリー数は706銘柄。欧州系品種赤部門には153銘柄が出品され、8銘柄が金賞を受賞した。大手や歴史あるメーカーの中で、設立3年目というニューフェースの金賞受賞。横山社長は「地元の人に愛されるワインをと造ったものが認められてうれしい。ワインが町の観光資源につながれば」と話している。
「ルヴェ―」は6600円、「ジュピター」は5500円(各750ミリリットル)。9月上旬発売。売店(土日祝日午前10時~午後5時)、県内外の酒販店で購入できる。問い合わせはウェブサイトから。