ドライフラワーの専門店松本に

ドライフラワー専門店85Flower (ハチゴウフラワー)

店内に入ると色鮮やかな花々が出迎えてくれて、ワクワクした気持ちになる。松本市城東2のドライフラワー専門店「85(ハチゴウ)Flower(フラワー)」。生花ではなく、ドライフラワーを専門とする店は県内でも少ない。県内各地から客が訪れ、記念日のプレゼントなどに求めていく。
店内にはバラやアナベル、ヒマワリなどの花やエノコログサ(ネコジャラシ)、ススキや松ぼっくりなどの植物、葉が100種類ほど置かれている。
みずみずしい質感や爽やかな香りが特長の生花、アンティーク調の風合いがあり長く保てるドライフラワー。どちらにも違った魅力がある。店主の丸山美恵さん(同市岡田)は、「自然をモチーフに形にこだわらない」をコンセプトに、ドライフラワーならではの魅力を伝えている。

沖縄の生活で深まった愛着

松本市のドライフラワー専門店、85Flower。店主の丸山美恵さんは、幼少期から花が好きだった。母親が花が好きで、一緒に摘んだり、花瓶に挿して家に飾ったりと、日常の中で花と触れ合う機会が多かった。
松本市で育ち、県内や昨年1年間移住してみた沖縄の生花店で働き、花に関する知識や技術を独学も合わせて身に付けた。
丸山さんは、趣味でさまざまな花をドライフラワーにして友人らに配っていた。沖縄で暮らす間にドライフラワーがさらに好きになったという。道端に落ちていた、クバ(ビロウ)やアダン、ヤシなど、信州では見かけない南の植物もドライにできることを知ったからだ。

飾り方も多様でインテリアにも

ドライフラワーは「枯れた花」というイメージを持つ人も少なくないが、花が朽ちる前の最も美しい状態で水分を抜いて作る。「色がきれいに残ったり、そのままの形を永く継続できたり。時間がたつにつれての色の変化も楽しめます」と丸山さん。花の種類や季節によって乾かし方や乾かす場所を変え、丸山さんが全て作る。世話が不要で飾り方も多様なため、インテリアとして購入する人も多いという。
開店は今年5月。以来、「人との縁がものすごく広がった」と話す。もともと自身で許可を得て山などで植物を取ったり、生花を仕入れたりしていたが、野菜のつるやタマネギの花、アジサイ、松ぼっくりなど、縁で知り合った農家や客からもらう機会が増えた。価格を抑えることにもつながった。
「誕生日や記念日などのイベント、部屋のインテリアとして気軽に日常で飾ってもらえたら」と話す。残しておきたい生花の花束などを、注文に応じてそっくりドライにすることも可能。ドライフラワー作りのワークショップも開いている。
不定休。午前11時~午後7時。TEL090・4596・0527