絵本作家・三枝さん原画展

来月2日まで「さいごのあさごはん」など3冊の22点

安曇野市穂高有明のギャラリーカフェ「もうひとつの予約席」は9月2日まで、昨年末に都内から池田町へ移住した絵本作家・三枝(みえだ)三七子(みなこ)さん(55、会染)の原画展「子どもたちにつたえたいこと。」を開いている。広島原爆の被爆者の手記や話をまとめ直した「さいごのあさごはん」など3冊の22点が並ぶ。
展示しているのは、「さいごの─」の他、「この声がきこえますか」「おじいちゃんのバイオリン─シベリアの奇跡」の原画。アクリル画で、タッチや絵の雰囲気がそれぞれ異なる。
「さいごの─」は、昨年8月6日にインターネット上で公開したところ、アクセス数が5万を超え、3500ダウンロードを記録したという。「おじいちゃんのバイオリン─」は、シベリア抑留者の家族の著書が原作。「この声が─」は、憲法の中にある戦争放棄や基本的人権などの大切さを伝えている。いずれも8月に発行された。
三枝さんは大阪府出身。東京造形大美術学部に進んだが、建築に興味を持ち中退。SDG構造設計集団に就職した。仕事で滞在していた米ニューヨークから帰国後、絵本の制作を開始。自身が「子どもたちに伝えたい」と考えるノンフィクションの絵本を手がける。
三枝さんは「絵本を通し、未来を渡す子どもに本当のことを伝えたい」と話す。
26日午後2時から、三枝さんらが登場する「ピアノ演奏と詩と読み語り」(500円、高校生以下無料)を開く。もうひとつの予約席TEL090・3563・7078