発達障がいを知る本刊行「かがやけ!なないろキッズ」

本紙連載中の信大小児科医・新美妙美さん

信州大医学部子どものこころの発達医学教室の小児科医で、MGプレス連載「なないろキッズ」を執筆する新美妙美さん(44)が、「かがやけ!なないろキッズ発達障害すくすくサポートアドバイス」を出版した。発達障がいや発達特性のある子の独特な行動の理由、関わり方のポイント、魅力の生かし方などを具体的にアドバイスする1冊だ。
2018年春からの連載の内容を、(1)発達障害って?(2)特性の理解と工夫(3)“視覚支援”のノウハウ(4)生活シーン別サポート例(5)園・学校生活をスムーズに-の5パートとコラムにまとめた。
また、自閉スペクトラム症の特性がある人が見通しを持ち、安定して生活するための基本となる、スケジュールやカレンダーの作り方と使い方を丁寧に紹介。「先々の見通しを持って関わり方を変えていく必要がある」として、ライフステージに合わせたサポートの仕方も書いている。
夫と小学2年生の娘と生活し、「日々を回すのに精いっぱいのワーキングマザー。子どもを通して学校との付き合い方なども模索中」という新美さん。本書は、20年間の診療と自身の子育ての経験を基に「普段の生活に取り入れられる、具体的なサポートの仕方のノウハウ・マニュアルになれば」との思いで書いたという。
新美さんは「発達障がいの診断を受けてショックを受けたり、診断を受けるのが怖いと思ったりする保護者のハードルを下げてもらいたい。明るく、『うちの子はかわいい!』と思って、その子に合った関わり方が分かれば、困ったことなく育ってくれる。診断されていない方にも役立つと思うので、気になることがあれば手に取って、生活に取り入れてもらえたら」と話す。
四六判、166ページ。1760円。信濃毎日新聞社刊。