松本ドッグレスキューが保護犬たちの同窓会

多頭飼育崩壊などで居場所を失った犬の保護と譲渡に取り組む松本ドッグレスキュー(松本市蟻ケ崎)は6日、「犬の同窓会」を初めて開いた。譲渡先から「同じ場所で一緒に過ごした他の犬たちに会いたい」という声が上がったことから企画した。
集まったのは、いずれも松本ドッグレスキューに保護された犬6匹をそれぞれ引き取った家族13人。事前にボランティアらが座布団にタオルをかけ、部屋に並べるなどして準備。人見知りをする犬もいれば、においをかぎ合う犬も。あいさつを交わしたり、互いの犬に声をかけたりする家族の笑顔であふれた。
保護した現場では「ダニに食われた耳がめくれ上がって固まっていた」「声をかけると恐ろしい形相になった」など、むごい姿で警戒心の塊だったという6匹。代表の池田良子さん(72)は、今は美しい毛並みと穏やかな表情を見せる犬たちを前に「大変な思いをされたことが分かります。本当にありがたくうれしいです」と家族をねぎらい感謝した。
自己紹介では犬を引き取った時の思いや、徐々に心を開いていった犬の様子、行方不明になった犬を「同窓」の犬が捜索したり、においで引き寄せたりしたエピソードなどが披露された。ペット飼育コンサルタントの山広志さん(63、島内)による相談会もあった。
松川村から参加した大塚かよさん(54)は「私の方が興奮してしまいました」と笑顔。家族5人で来た赤羽智美さん(39、松本市岡田松岡)は「飼い主同士も話せてよかった」と話した。