「Stile M」代表・中澤さんに聞く―印象が良くなる通勤服選び

フリーランスや在宅勤務など働き方が多様化し、制服のない職場が増えてきている現代。毎日の「仕事着選び」が悩みの種になっている女性も多いはず。イメージコンサルティングサロン「Stile M(スタイル・エム)」代表の中澤みほ子さん(塩尻市)を講師に招き、10月27日に松本市内で開いた「通勤服の選び方セミナー」に参加し、印象が良くなる服選びのこつなどを聞いた。

似合うもの知ることが大切

第一印象は3秒で決まるといわれているほど、視覚情報が人の印象を決めるのに一番影響しています。第一印象を後から覆すのは大変。似合うものを身に着けるのが、自分を最大限に魅力的に見せてくれる方法です。そのためメーク、髪形、服装など、ファッション全般で似合うものを知って整えることが大切です。
似合うファッションの軸となる三つの要素に「色」「質感」「形」があります。特に印象を大きく左右するのは「色」です。自分に似合う色(パーソナルカラー)、自分らしさを伝える色(イメージカラー)があります。
面談する人や場面に応じて効果を発揮するのはイメージカラーです。「緑」は癒やし効果、「赤」は活発やリーダー性、「ピンク」は優しさや女性らしさ、「青」は誠実さ―など色によって与える効果は異なります。同じ色でも、くすみや鮮やかなどさまざまなトーンがあり、パーソナルカラー診断をすることで自分により似合うトーンも分かります。
「質感」は、素材を捉えることが大切。全身が同じ色でも上下で素材を変えるだけで質感にめりはりが生まれ、おしゃれに見えます。
「形」は、水玉模様やバルーンスリーブのような膨らみのある袖、爪先が丸いパンプスなど「曲線的な要素」が多いと女性らしさが増し、襟付きジャケットやストライプ柄のシャツ、真っすぐ垂れたイヤリングなど「直線的な要素」はクールでシャープな印象になります。
ファッション知識を得るとコーディネートもパッと決まります。その中で自分により似合うものを見つければ無駄な買い物や、洋服選びにかかる時間も短縮できます。