【眺めてみれば】#16 あがたの森公園の池の岩(松本市)

一つだけ浮かぶ人工岩 目的は

初冬のあがたの森公園を散策していると、池の中に一つだけ違和感のある岩が目に入った。よくよく見ると自然石ではなく人工物のようだ=写真右。
池は清掃中で水位が下がっている。公園の整備をしている人に尋ねると、「中に攪拌(かくはん)するモーターが入っている。今は使ってないので電源は切っている」。
詳しい話を聞こうと市公園緑地課に問い合わせた。「岩に見える内部には池の水をかき混ぜる装置があり、水中にプロペラが付いている。機械を隠すため、水に浮く素材で覆っている」とのこと。動かないようにロープで固定してあるという。
設置時期は不明だが、恐らく池を造った時からあるとか。池の清掃後に撤去するか尋ねると、今年は片付ける予定はないという。
景観になじむように置かれた人工の岩。謎が分かりすっきりした。