リンゴ収穫 わっこ谷の山福農林舎通所者ら作業

農業や林業を通して障がい者や引きこもりの人などの居場所づくりに取り組む筑北村西条のNPO法人「わっこ谷の山福農林舎」(和栗剛代表)が、今年から事業に加えたリンゴ栽培の収穫最盛期を迎えている。
畑がある場所は麻績村日(通称日向地区)。日当たりが良く、程よい斜面がリンゴ栽培に最適という約50アールの農地だ。1932(昭和7)年から続けてきたリンゴ農家から、昨年末に引き継ぐ形で借りている。
5種のリンゴを栽培し、現在は主力となる「ふじ」が真っ赤に大きく、たわわに実っている。収穫作業は、現場管理者の井上洋輔さん(32、麻績村)を中心に通所者10人が行う。脳梗塞を患い、4年前から同法人に通う篠原和義さん(50、筑北村)は「収穫は楽しい」と一つ一つ丁寧にもぎ取っていた。
井上さんは「剪定(せんてい)から始まる栽培のノウハウを、近隣の農家の人たちから教えてもらい感謝している」。土地を貸した塚原好男さん(74、麻績村)は「後継者不足に悩む昨今、こうしてリンゴ園を継承してくれたことがありがたい」と話した。
今季の出荷量は計1.5トンを見込み、リンゴは「道の駅さかきた」(筑北村坂北)の直売所で販売。同法人のウェブサイト=https://yamafuku-s.stores.jp/=でも販売する。