学生Uターンプロジェクト 貸切バス「0円」で

県内外の学生が県内の企業を知り、就職する機会をつくろうと、東京・新宿と名古屋の2カ所と県内を結び、企業見学ができる無料貸切バス「0円バス」が12月26、27日、運行される。企画したのは成迫会計事務所(松本市巾上)のグループで、採用支援事業をするマスネットワーク(同)。「ふるさと信州学生Uターンプロジェクト」と銘打ち、8月に続く第2弾だ。
高校生から29歳までの学生が対象。東京便は26日に新宿を出発し、コネクタ部品などメッキ加工の東新工業(松本市和田)、宿泊施設運営のアルピコホテルズ(同市本庄)を見学して松本・茅野・上田で降車。27日は逆行程をたどる。
名古屋便は26日に名古屋駅を出発し、固定抵抗器製造の興亞エレクトロニクス(阿南町)、農産物流通などの丸西産業(飯田市)を見学し、飯田・伊那・松本・茅野・上田で降車。27日は逆行程。
企画した高橋史樹さん(44)は、県外へ進学した学生のうち、Uターン就職者は4割に満たず、減少傾向にあるとし、「地元に魅力的な企業があることを知らず、全国の有名企業に就職してしまう」と話す。
自身も大学卒業後に鉄鋼大手に就職し、「仕事に希望のない社員を目の当たりにし、学歴社会の現実も痛感した」。信用調査会社に転職し、県内に熱意ある中小企業が多くあることを知り、「地元の企業で自分らしく活躍した方が、豊かな人生を送れると確信した」という。
高橋さんは「現地で現物を見ることと、偶然の出会いが0円バスの魅力。多くの学生に利用してもらいたい」と力を込める。問い合わせ、申し込みは高橋さんTEL080・5827・0397