日展に初入選 書道講師の長谷川さん

高校の書道講師などを務める安曇野市三郷明盛の長谷川韶華(しょうか)(本名・澄代)さん(49)が、11月27日まで都内で開かれた第9回日本美術展覧会(日展)に初入選した。国立新美術館に作品が展示され、「大きな目標の一つだったのでうれしい」と喜ぶ。
入選作は、中国・陶(とう)淵明(えんめい)の詩「飲酒」20首の中の4首200字。縦30センチ、横340センチの巻子(かんす)(巻物)に、篆書(てんしょ)の一種の丸みのある書体「帛書(はくしょ)」で書いた。表現されている作者の人生観に共感して選んだという。
松川町出身。小学3年生から自宅近くの書道教室に通い始めた。飯田高校在学中、書道教諭として勤務していた日展書家の大澤逸山(本名・一仁)さん(松本市岡田松岡、現在は松本蟻ケ崎高校勤務)と出会い、本格的に書の世界へ。大東文化大に進み、故大島※山(がんざん)さんに師事した。卒業後、大澤さんが主宰する書道研究「里仁(りじん)會(かい)」に所属し錬磨。現在は松商学園高校や、自宅の教室で生徒を指導しながら自身の作品の制作に励む。
日展は19年、21年に続く3回目の挑戦。「応援してくれた家族、大澤先生に感謝している。古くから伝わる書の名品の勉強を続け、より質の高い書を目指す一方、生徒に書の楽しさ、魅力を伝えたい」と意欲を燃やす。

※山カンムリに品