男子中学生バレークラブ発足

松本市内初 部活動の地域移行見据え受け皿に

松本市で初となる中学生男子バレーボールのクラブチームが、11月に発足した。コロナ禍に加え、来年度から段階的に始まる中学部活動の「地域移行」で、練習時間や大会出場の機会が減るのを心配した指導者や保護者が、子どもらの希望に応えた。「バレーをやりたい子の受け皿に」と、競技経験を問わずメンバーを受け入れる。
同市の小学生クラブ「松本ヴィガフェニックス」コーチでもある唐澤要(かなめ)さん(24、同市)が指導し、クラブ名は「チームKANAME」。安曇野、塩尻市も含む8校の計24人が所属し、毎週水、土、日曜夜に市内の体育館で練習する。毎回参加する「クラブ会員」と、週1回の「スポット会員」がいる。
スポット会員で、部活と併せて取り組む武内博幸さん(清水1年)は「学校でやり足りない部分を補える」。クラブ会員の竹下葵さん(梓川1年)も部活に入っており、ほぼ毎日練習するが、「大変とは思わない。うまい人たちが多く、刺激になる」と笑顔だ。
発足のきっかけは、市小学生バレーボール連盟が例年1~3月、公式戦を終えた6年生を対象に開く練習会。今年は、新型コロナの第6波で大幅に制限されたため、子どもたちから「中学生になっても集まって練習したい」という声が上がり、唐澤さんが応じた。
さらに子どもらが中学に入った4月以降、「地域移行を見据えた動きなのか、思った以上に部活の時間が少なくなっていることが分かった」と唐澤さん。保護者から「有償でよいので、何とかしてあげてほしい」という申し出もあり、週1回ほどの練習会を続けながら、クラブ設立を準備してきた。
今後は公式大会への出場も目指す。主将の赤澤龍宙(りゅうと)さん(高綱1年)も、思うように部活ができず悩んでいた一人だが、「今はしっかりとバレーができて楽しい。大会に出られたら、上を目指して頑張りたい」。
唐澤さんは「保護者の理解と協力に頭が下がるが、それだけニーズがあるということ。地域の指導者として、できる限り応えていきたい」と話す。
小学生高学年~中学生の練習見学を随時受け付ける。唐澤さんTEL080・8902・6170