中高生姉妹サーカス公演デビュー

主に10代を対象にした教室「信州ユースサーカス」で学ぶ松本市の飯嶋菜々さん(17、松本県ケ丘高校2年)と萌々(もも)さん(13、清水中学校2年)の姉妹が、23~25日に信毎メディアガーデン(中央2)で行われるサーカス公演で、東京パラリンピック開閉会式の出演者らプロに交じってステージに立つ。2人は「観客を笑顔にしたい」と張り切っている。

23~25日 信毎MGで

公演「ムーンナイトサーカス」は、東京パラ開会式の振り付けの一部を担当した市内のサーカスアーティスト・金井ケイスケさんがプロデュース。姉妹を含む15人が出演する。
姉妹はボールや、旗を回しながら技を見せる「フラッグポイ」などの道具を使うパフォーマンス、パントマイムなどを披露する予定。ノンバーバル(非言語)で、聴覚に障がいがある人も、小さい子どもも楽しめる。2人は今月3、4日、長野市芸術館での同じ公演でも舞台に上がった。

幼い頃から新体操に取り組み、手具を使う技や体の柔軟性、リズム感、表現力などを養った姉妹。菜々さんが小学3年生、萌々さんが年長児だった時に、金井さんが代表を務める「まつもとジャグリングクラブ」を知り、参加するように。皿回しやけん玉など、いろいろな技を習得する楽しさに引き込まれた。
新体操を卒業後、菜々さんはコンテンポラリーダンス、萌々さんはヒップホップダンスを始めるなど、体を使った表現力をさらに磨く一方、金井さんが今年5月から開く「信州―」で、逆立ちや玉乗りでの体の動かし方など、サーカスの要素を基礎から学んでいる。

ムーンナイトサーカスの出演者には聴覚障がいがある人もいて、教えてもらった手話で意思疎通を図ることも。「年齢や性別、障がいの有無に関係なく、それぞれができることを出し合い、一つの舞台をつくり上げるのはいい経験」と菜々さん。萌々さんは「出演できることに感謝し、楽しさが伝わるよう心を込めて演じたい」と話す。
「将来は、サーカスやダンスパフォーマンスを取り入れたアーティストになりたい」と萌々さん。菜々さんは「貧困など苦しい立場にある人たちの、力になる活動『ソーシャルサーカス』にも興味がある。さまざまなことに挑戦し続けたい」と意欲を語る。
公演は23日午後7時、24日午後1、6時、25日午後1時からの4回。全席自由。一般4000円、高校・大学・専門学校生2500円、小中学生と席が必要な幼児1000円、障害者手帳を持つ人と同伴者1人各2500円。チケットは信毎メディアガーデンWebショップか、1階まちなか情報局(午前9時~午後6時半)で販売中。