
ホッと一息つける味と空間に
「街の食卓に」をコンセプトにパンや焼き菓子を販売する。
店内は椅子や机、壁などに木材が使われ、ぬくもりが感じられる。20種類ほどの商品が並ぶ。
店主の松井宏太郎さん(37)、妻の真奈美さん(36)夫婦で営む。「パンで食卓がさらにワクワクするように」と、スープやカレー、煮込み料理などに合う食事パンが中心。キャロットケーキやオートミールスコーンなどの焼き菓子もある。パンは県産・国産小麦を20時間以上発酵させる。「外側は香ばしく固めだが、中はしっとりもっちりした食感です」と宏太郎さん。
宏太郎さんは、20代前半で料理の世界に入った。イタリアのレストランで働いたり、フランスを旅したりして、国によってパンのスタイルが全く違う面白さに気づいた。帰国後は、パン店で約10年修業を積んで開業した。
今後はパンだけでなく、旬の野菜や食材を使った食事の提供も考えている。「時間がない人でも、食べて元気が出たりホッと一息付けるような食事作りや空間にしていきたい」
午前10時~午後5時。日、月曜定休。TEL0263・50・5360