顔や喉の筋肉使おう「スポーツボイス」

松本市笹賀の介護施設「松本ケアセンターそよ風」は15日、声を使った健康エクササイズ「スポーツボイス」講座を利用者向けに開いた。デイサービスに通う80~90代の13人が軽快な音楽に合わせ、誤嚥(ごえん)などの予防や口腔(こうくう)衛生につながる、顔や喉の筋肉を使う運動に取り組んだ。
講師はスポーツボイス公認ディレクターの伊藤きくみさん(44、鎌田)。参加者はいすに座ったままの姿勢で、声帯や体の筋肉を温めて血流を良くする運動からスタート。低い声と高い声を交互に繰り返すハミングをしながら、上半身やふくらはぎの筋肉を動かした。口や喉仏を大きく動かす運動もした。
伊藤さんは「顔がぐにゃぐにゃになるくらい大げさに。マスクをしているから恥ずかしくないよ。顔を見せている私が一番恥ずかしい」と、冗談を交えて笑いを誘った。
昨年8月の開所以来、外部の講師を招いたのは初めて。伊藤さんの講座に通う同施設の看護師・百瀬喜美子さん(65)が、障がいがあってもできるスポーツボイスをセンター長の森田誠大(よしひろ)さん(35)に紹介して実現した。
職員も参加して和やかな雰囲気で進み、森田さんは「普段と違った活動は刺激になる。利用者さんの反応が良く、私自身が夢中になり楽しくできた。これからも新しい試みをしていきたい」と話した。