信大理学部「SDGsサイエンスカフェ」 中高生に進学考える機会

信州大理学部(松本市旭)は16日、中高生を対象に女性の研究者や技術者が自身の仕事について話し、文系と理系の選択や、進学時の学部選びを考える機会を提供する「SDGsサイエンスカフェ」を開いた。県内外の生徒が対面とオンラインで参加し、松本キャンパスには約10人が訪れた。
同大全学教育機構の浅野郁助教(熱帯生態学)が自身の研究に関連し、食料の輸入国がもし、その食料を生産するとしたら、どの程度の水が必要かを推定する仮想水(バーチャルウォーター)の概念を説明。参加者はワークショップで、カレーを作るのに必要な仮想水の量を調べた。
また、講座を運営する学生が、フードロスに関するクイズを出題。削減に取り組む松本市の団体の活動や、余り物を使ったレシピなどを紹介し、参加者は問題を解決するために、何をするべきかを話し合った。
浅野助教は「大量の仮想水を輸入しているのに、フードロスで捨てている。生態系のピラミッドが崩れる前に削減しなければ」と呼びかけた。
信大のホームページで知り、参加した兵庫県の高校生・長谷川宗彦さん(17)は「SDGs(持続可能な開発目標)について、ほかの人の意見を聞くことができてよかった」と話していた。
講座は本年度6回目。他学部の学生も運営に加わり、今回初めて学生が企画した。次回は来年2月の予定。