老舗店×農業法人×大学 「棚田米のあめ」完成

1月7、8日 あめ市で売り出し

松本市四賀地区の棚田でできた米から作ったあめが、7、8日の「松本あめ市」でお目見えする。農業法人「かまくらや」(田中浩二社長、島立)の事業を松本大(新村)が支援し、学生が栽培を手伝ったもち米で、老舗あめ店「山屋御飴(おんあめ)所(どころ)」(太田喜久代表、大手2)が製造した。棚田の風景と、松本のあめ文化が広く知られるように─と、願いを込めて売り出される。
かまくらやは2018年から、四賀の保福寺集落で棚田の再生事業に取り組む。19年の「石井味噌(みそ)」(埋橋1)との共同開発に続く、棚田米の商品化を模索していた田中社長と、太田代表が意気投合。松本大はあめ作りに使われる、もち米の栽培に関わっていた。
コラボ商品は、あめ玉の「松本の白い雪」(100グラム、500円)と、水あめの「万能あめ」(200グラム、700円)。商品名とラベルは、同大総合経営学部観光ホスピタリティ学科の学生が考案した。
山屋は米と麦芽だけを使う昔ながらのあめ作りで、創業350年ほどになる。太田代表は「若い人は、松本のあめ文化をあまり知らない。今回、携わってくれてありがたい。はぜ掛け米で作ったことにも価値がある」と喜ぶ。
味見した同学科の3年生らは、「お米でこんなに甘くなるのかとびっくりした」(石坂将吾さん)、「素朴な甘さ。万能あめはヨーグルトやアイスにかけたらおいしそう」(深井理央さん)。
あめ市では、信毎メディアガーデン前と中町・蔵シック館前に販売ブースが設けられ、学生も売り場に立つ。2月には、東京の県情報発信拠点「銀座NAGANO」でも販売される予定だ。