小4の財部君 「天文宇宙新聞」独自制作

松本市開智の小学4年生、財部(たからべ)凌君(10)は「天文宇宙新聞」を作り、発行している。その時々の天文現象をはじめ、各地の観測所訪問記、専門家へのインタビューなどを載せ、天文学の面白さを発信している。
新聞はA4サイズ1ページ。昨年5月から出し、最新は17号(12月12日発行)。16号は8ページ特集で、2001年11月のしし座流星群について、国立天文台(東京)上席教授の渡部潤一さんなど4人の専門家に連絡して当時の観測状況などを聞き、01年の新聞記事と共に紹介した。
財部君は1年生の時、市教育文化センター(里山辺)のプラネタリウムを見たのがきっかけで天文と宇宙に興味を持ち、県内の星空観望会に参加するように。家では天文シミュレーションソフトを用いて勉強を始めた。
新聞作りは、愛好家と話す中で、知識や体験を字や写真で表現した方が伝わりやすいのではと思ったのがきっかけ。各号30部印刷し、観望会参加者や講師などに渡している。
工夫した紙面は好評で、「みんなが『面白い』と言ってくれるので作る自信が湧いてくる」と財部君。母の奈美子さん(46)は「興味のあることを見つけられてうれしい」と見守る。
将来の夢は天文学者。11月に「天文宇宙検定」(天文宇宙教育振興協会主催)の3級を受け、発表を待つ。「宇宙は謎がいっぱいある。たくさん勉強して解き明かしていきたい」と財部君。夢に向かって進んでいく。
10月に受検した日本漢字能力検定(漢検)の準1級にも合格した。