成人式に替え20歳祝う「集い」

旧友との再会を喜び記念撮影(松本市)

成人の日(9日)に合わせ、中信地域では松本、安曇野、塩尻市と朝日村が8日、本年度に20歳になる人を対象に、祝いの式典を開いた(生坂村は3日に開催=既報)。民法改正で昨年4月から成人年齢が20歳から18歳に引き下げられ、4市村とも昨年度までの成人式から「二十歳のつどい」などへ名称を変えた。
松本市の「ハタチの記念式典」は市総合体育館で開き、対象者2624人のうち1740人が出席した。
コロナ禍など環境の変化への対応が求められた世代に力を発揮してほしいと願い、式のテーマは「いまこそ」。対象者でつくる実行委員会の武田朋己委員長はあいさつで、高校時代のオーストラリア留学の経験を振り返り、「諦めなければ道は開ける」と強調した。

式典に招かれた恩師(手前)に近況を報告(安曇野市)

安曇野市の「二十歳の集い」はANCアリーナ(市総合体育館)で開き、対象者1056人のうち712人が出席。
代表して※髙倉誠也(まさや)さんがあいさつし、「コロナ禍でマイナスだらけのここ数年だが、棒を1本足せばプラスになる。その『1』を増やし、自分の1が誰かの1につながる生き方をしたい」と話した。

着物姿で祝いに駆け付けた愛犬に笑顔(塩尻市)

塩尻市の「二十歳のつどい」は市レザンホールで開き、対象者669人のうち498人が出席。
「誓いの言葉」を述べた清水希帆(きほ)さん(明治大2年)と小口呼夏(こなつ)さん(サンウェイ大=マレーシア=1年)は、国際的な視野を持って勉強に励んでいるとし、「古里で学んだ教えを胸に、一人一人が責任ある行動を心がけていく」と力を込めた。

小中学生時代の恩師を交えて式典後に歓談(朝日村)

朝日村は例年8月に成人式を開いてきたが、一昨年はコロナ禍で昨年1月に延期。出席者に取ったアンケートで「隣接する市が1月に開くため、式後に村外の友達にも会える」「振り袖が着たい」などの理由で1月開催を支持する人が多かったといい、今後も成人の日に合わせて開く予定という。
「二十歳のつどい」は、対象者38人のうち24人が出席して村役場で開催。謝辞を述べた羽根田明亜さんは、恩師や地域、家族らに感謝しつつ、「これまで以上に活躍の場が広がる。同時に自らの行動に責任を持ち、さらに成長していきたい」などと話した。

20歳の式典を開く理由として、各自治体の担当者からは「18歳は大学などの受験シーズンと重なる」「学生や社会人となって地元を離れた若者が再会できる」「(飲酒や喫煙ができるようになるのを機に)社会人の自覚を促す」「近隣の自治体に倣った」などの説明が聞かれた。

※はしご高