演劇鑑賞60年 28日に記念講演会

今年で創立60周年となる松本市の会員制演劇鑑賞団体「まつもと市民劇場」(深志2)は28日午後1時半、一般も聴講できる講演会を上土劇場(大手4)で開く。3月に予定している「60周年記念・第400回例会東京芸術座『いぐねの庭』」に合わせて企画。作者の堀江安夫さん(埼玉県)を講師に招く。
堀江さんは仙台市出身。「いぐね(居久根=屋敷林)の庭」は、東日本大震災で被災した家族の再生物語だ。講演会では「3・11と東北・あの時と今を語るいつの間にか私たちは忘れていないだろうか?」と題して話す。
同団体は「松本勤労者演劇協議会」として1963年2月に創立。現在の会員は小学2年生~90代の約1000人で、30ほどの劇団と交流がある。例会(およそ隔月の演劇鑑賞会)の演目は、会話劇やミュージカルなどさまざま。毎回、会員約170人で「運営サークル」を組織し、企画から運営まで自分たちで行っている。
今回の運営サークルに手を挙げた百瀬純雄さん(68、山形村)は「以前見て元気をもらえた作品。作者の話を聞くことで、さらに理解が深まると思う」。荒井美保事務局長(52、松本市庄内1)は「会話とつながりを大切にして60年続いた。これからも演劇を見て、感想を話し合う楽しさを伝えていきたい」。
講演会は無料。「いぐねの庭」の鑑賞は会員のみ。入会金1500円。会費は月額2400円(学生1000円)。問い合わせは事務局TEL0263・34・2747(平日の午前11時~午後6時)