犬にも衣食住のこだわりを

安曇野の3人「犬のユニーク商品」紹介

犬は家族という意識が広がり、衣食住にこだわったユニークな商品が出ている。
着物の古布をリメークして犬の洋服を作るのは、安曇野ビンサンチ美術館副館長の北山早苗さん(67、安曇野市穂高有明)だ。砂糖を使わず、素材を生かした焼き芋を犬用にカットして販売する「あづみ野バザール穂高神社店」(穂高)。猫つぐらの入り口を広くするなど改良し、犬用の“犬つぐら”を提案する平田宏さん(79、穂高柏原)。
「近所の人のプレゼントに、犬のものをあげたらどうか」といったヒントを形にした結果、これまでにないものが生まれた点が共通する。洋服、犬つぐらは、大きさに対応したオーダーメードにも応じる。飼い主も犬も、ちょっとしたセレブ感を味わい、楽しさを感じられるのでは─。

「着物」を使って洋服にリメーク

「着物」を使って洋服にリメーク
着物地は絹が多く、いいものが多いので「無駄にしてはもったいない」。安曇野ビンサンチ美術館の北山早苗さんは10年ほど前、着物の古布で洋服を作るリメークを始めた。「お向かいの犬にプレゼントしたいと思ったのが、犬用の服を作るきかっけ」。昨年2月、犬用のリメーク販売を始めた。
布に張りがあるつむぎや帯を使う。レース、柄や刺しゅうが入ったリボン、チロリアンテープなどを組み合わせ、スカートやネクタイを付けるなどおしゃれに仕上げる。胴回りのサイズが調節できるようゴムを使ったり、「犬も日焼けに気を付けた方がいいのでは」とUVカットの布を選んだり。
作るだけでなく、愛犬のロゼちゃん、ミクちゃんの着せ替えも楽しんでいるという。作り方などは = ユーチューブ=で公開している。北山さんは「着物を使い、世界に一つしかない服を着せることができる」と話す。3500円~。オーダーも受け付ける。

焼き芋をカット安心のおやつを

「あづみ野バザール穂高神社店」は、穗髙神社に犬を連れてくる人が多く、スタッフの飼い犬が焼き芋を喜んで食べることから、「犬用のおやつはできないか」と模索。人気の「うんまい焼き芋」を細かくカットして食べやすくした犬用のおやつを昨年11月、商品化した。
「犬が大好き」「喜んで食べる」と買い求めるリピーターも多い。砂糖などは使わず、熟成させた自然の甘さが自慢だ。「おいしいので食べ過ぎ、与え過ぎに注意してください」と同店長の立花千晶さん(44)。冷凍で200グラム300円で、自然解凍で食べられる。「穗髙神社に来たついでに寄ってもらえれば」。

猫つぐらを改良大きさにも対応

平田宏さんの作る犬つぐらは、入り口を大きくしたり、天井に穴を開け顔が出るようにしたりと、猫つぐらの改良版だ。サイズを大きくする、天井部を全くなくすといったオーダーもできる。
平田さんは大町市の猫つぐらなどを作る会に2、3日通い、作り方の基本を勉強。その後は作りながら技術を高めた。わらくずを一本一本取る、1段編むのに40分以上かかる|など、手間暇かかるが、「夏涼しくて、冬温かい。昔はおひつも入れた」ほど保温性が高い。
隙間なく、きっちりしっかり編んでいて、持ち上げるとずしりと重い。冬の農閑期を利用して作るつぐらは「風流でいいね」と平田さん。価格応談。
犬が喜ぶ姿、かわいい姿を見れば、飼い主は思わず笑顔になる。「わが家の犬は、焼き芋や犬つぐらに喜ぶかな、おしゃれな服は似合うかな」。そんな考えが浮かぶ、ユニークグッズたちだ。