
クラフト販売や遊びイベントを手がける「安曇野がった工房」(松本市中央3)は2月19日までの土~月曜、20回目となる「鉄道&車おもちゃ・模型チャリティフェア」を、安曇野市の温泉宿泊施設「ほりでーゆ~四季の郷(さと)」(堀金烏川)で開いている。鉄道模型の展示や運転体験、作業車を模した乗用おもちゃのコーナーなどがある。
工房代表の角田剛さん(60)は2004年と05年、「寒い冬に子どもが遊べる場所を」と、当時勤めていた安曇野アートヒルズミュージアム(穂高有明)で、不要になった鉄道おもちゃを集め、責任者としてフェアを開催。独立後も20年まで大王わさび農場(穂高)で、翌年からはほりでーゆ~でイベントを続ける。
中古の車両おもちゃや線路なども消毒、メンテナンスして安価で販売しているが、「最近では中古品を個人がネット販売する時代になり、入手しにくくなった」と角田さん。それでも、収益の一部のユニセフへの寄付は、計100万円を超えるという。
大きなプラスチック製レールのジオラマを作り、初回から角田さんに協力する瀬木知良さん(51、東京都)は「長野県内を走るローカル線の車両も12種類手作りした。役に立てばうれしい」。
母親や1歳の妹と共に訪れた岩田朔君(7、三郷小倉)は「家にはないHOゲージ(レール幅16・5ミリ)を運転体験させてもらった」と笑顔を見せた。
午前10時~午後4時(最終入場は3時半)。3歳以上200円、中学生以上400円。ほりでーゆ~TEL0263・73・8500