助産師とおしゃべりしながらベビーマッサージ

毎月第4金曜日母親の交流の場に

松本市芳川地区福祉ひろば(野溝東)は1月27日、「助産師とおしゃべりしながらベビーマッサージ」を初めて開いた。1歳までの赤ちゃんを持つ母親が交流し、悩みを相談できる場にと、毎月第4金曜日に開いていく。
この日は1歳未満の赤ちゃんと母親10組が参加。助産師の伊藤佳奈さん(39、村井町北)が説明したり見本を見せたりしながら進め、同業の友人2人も手伝った。
伊藤さんは「赤ちゃんの様子をよく見て、喜ぶようにやってあげて」と呼びかけ、母親は優しく童謡を歌いながらマッサージ。最後に自由に相談できる時間を設け、母親らは授乳や睡眠、抱っこの仕方などを質問していた。
きっかけは、子育て中の母親が来る機会を増やしたいと考えていた同ひろばに、昨年開業し、地域での活動を模索していた伊藤さんが相談に訪れて。「コロナ禍でもお母さん同士の交流が大切」と開催を決めた。
参加した永田千晶さん(28、野溝東)は「日中は家で2人きりなので、出かけて相談できる場があるとありがたい。赤ちゃんもマッサージで体が温かくなり、表情も豊かになってうれしい」。伊藤さんは「お母さんたちが交流の場を求めていると改めて思った。機会をもっと増やしていけたら」と話していた。
同地区の年間出生数は市内35地区で鎌田に次いで2番目(2021年4月1日現在)に多く、若い子育て世代が多い。同ひろばコーディネーターの白沢芳里(かおり)さん(45)は「同じくらいの母子が出会い、交流がきっかけでお母さん自身にやりたいことが生まれたら応援していきたい」と話す。
参加無料。要申し込み。芳川地区福祉ひろばTEL0263・57・0168