
奏でる名曲に合わせて大きなキャンバスに絵を描くユニークな催し「長野県ゆかりのアーティストコンサート×ライブペインティング」が18日、松本市水汲のキッセイ文化ホールで開かれる。同ホールの自主事業による初企画だ。
第1部は「女の愛と生涯~とある女性の愛の物語」。出演は鈴木望さん(メゾソプラノ)、村上藍さん(ピアノ・上田市出身)、イラストレーター大宮のぞみさん(駒ケ根市)、染色画家藤沢まゆさん(高遠町=現伊那市出身)。1人の女性の恋の始まりから突然の別れまで、シューマンの連作歌曲の世界を音楽と絵で表現する。
第2部は「音楽と絵画で巡る芸術の旅」。信州出身の3人の異色ユニット「アンサンブルノワイエ」が、旅をテーマにクラシックからポップスまでさまざまな曲を演奏。美術家の津金多朗さん(茅野市)が曲のインスピレーションを基に、その場でゼロから描く。
1部、2部とも描くのは1・8メートル四方のキャンバス4枚。観客に、音楽と美術を掛け合わせた芸術の世界を体感してもらう。
金井貞徳館長は「コンサートの中でどんな芸術作品が生まれるか楽しみ。ぜひ期待してほしい」と話す。
午後2時開演。入場料500円(全席自由)。問い合わせ・予約は同ホールTEL0263・34・7100