
シンガー・ソングライターの葦木啓夏(あしきひろか)さん(安曇野市)は4日、デビュー20周年を記念したライブ「天空祭」をLIVEHOUSE箱船(松本市大手1)で開いた。歌やトークで20年の軌跡をたどり、ゲストと共に節目を祝った。
会場に80人、オンラインで100人が参加。1部は「千年の森の物語」を皮切りに、初めて作った「星仄(ほの)か」などを披露。二胡(にこ)奏者のKentoTakayamaさんと「蓮華草(れんげそう)」なども演奏した。途中涙をぬぐう人もあり、命や自然などを歌う葦木さんの世界に浸った。
2部は「お祭りタイム」とし、「御柱(おんばしら)」などを歌った。MCMystieさんとのセッション、一夜限りのバンド「ノア」の演奏|など盛りだくさんの内容だった。
向山香代子さん(塩尻市広丘吉田)は「葦木さんの人生は感慨深い。それが歌に反映され、胸に刺さった」。葦木さんは「自分一人ではなしえなかった。感謝したい。今後は、バンドスタイルなど新しい音作りに挑戦したり、生きる楽しみを分かち合える会を毎月満月の日に開いたりしたい」などと話した。