ホオズキチョコ開発でCF募る

食用ホオズキを栽培する白馬村神城の女性グループ「白馬サンサン会」は、フリーズドライにした実をチョコレートでコーティングした菓子を開発中で、28日までクラウドファンディング(CF)で資金を募っている。通年味わえて土産物にもなる新しい加工品で、村特産のファンを増やして生産拡大にもつなげたい考えだ。
同会はグリーンシーズンの村の観光振興につながる新たな特産を目指し、約10年前から食用ホオズキを栽培。現在は3人が三日市場の約50アールで生産する。1日の寒暖差が大きい環境で育ち、旬は9~11月。甘さと酸味のバランスが良く、年々知名度が上がっている。
生食できる時期は限られるが、収穫量の約4割を占める規格外品はジャムやコンポート、ドライフルーツなどに加工している。チョコ菓子の商品化を発案した太田美紀さん(43)は「チョコレートとの相性の良さは知られており、通年食べられるお菓子にしたかった」と話す。
フリーズドライの実を包むのは、白馬村の雪をイメージしたホワイトチョコ。サクッとした食感で、オレンジ色が鮮やかだ。CFの返礼品にする他、3月中旬以降をめどに販売開始を見込んでいる。代表の篠崎久美子さん(63)は「旬以外でも手土産などとして楽しんでもらい、白馬村のPRにつながれば」と語る。
CFの目標金額は50万円で、CFサイト「CAMPFIRE」で募る。問い合わせは太田さんTEL080・3157・8619