
山形村の「山形っ子学びの展示発表会」は3月10日まで2回に分け、村農業者トレーニングセンターで開いている。山形小学校の児童の頑張りや、学びを地域に知ってもらい、関わりを深める機会になればと村教育委員会、同校、村学校運営協議会の3者が協力して開く、初の試みだ。
同校は「ふるさと学習」で学んだことを展示。26日までは1、2、5年生が学年ごとに写真や地図を交えた模造紙や、各自がパソコンでまとめた発表などを掲示している。3月1~10日は3、4、6年生と特別支援学級の展示に入れ替える。
村教委と同協議会も、それぞれが関わった講座やクラブ支援などの活動を通じ、児童が地域の人たちと学んだことを幅広く紹介している。
「子どもたちの自己肯定感を高めたり、地域の人との関わりや声がけが増えたりするきっかけになれば」と地域コーディネーの峯村忠平さん(70、下竹田)。子どもを支援する他団体とも連携し、来年以降も続けたいといい、「展示を多くの人に見てもらい、子どもたちへの励ましや感想も寄せてほしい」と呼びかけている。