十カ堰を見直すフォーラム

地域の研究者や愛好家のセミナーなどを企画する松本市の信州フォーラム事務局は3月25日、第14回信州歴史フォーラムを才能教育会館(深志3)で開く。
講師は、NHK番組「ブラタモリ」で安曇野の案内人を務め、同地域のメッセンジャーを自認する百瀬新治さん(71、安曇野市堀金烏川)。演題は「安曇野の十カ堰(じっかせぎ)(拾ケ堰)を再検討する─ブラタモリ案内人の体験からわかってきたこと」。
堰は江戸時代後期、1816年に冬場の3カ月で造られた。延長約15キロ、標高570メートルの等高線にほぼ沿って0・03%の勾配で完成させたことについて、百瀬さんならではのユニークな見解を話す。
他に「水はみんなのもの」という意識の変化、耕作の合間に養蚕などをする「作間(さくま)稼ぎ」により農村が豊かになった話などもする。
午後2~4時。参加費1000円(お茶、資料代込み)。定員90人。予約は事務局TEL0263・34・1514(留守録)。ウェブ受講は500円。申し込みは事務局ウェブサイトから。