「ゆる~いおっさんの会」発足

大北、安曇野地域の有志が、主に定年後などの男性の居場所となり、第二、第三の人生で夢中になれるテーマを見つけたり、仲間づくりを楽しんだりする「ゆる~いおっさんの会大北(仮称)」を発足させる。5日、初の定例会を大町市内で開く計画で、年齢、居住地を問わず参加者を募っている。
大北地域を拠点に、動画制作や木工、陶芸、マレットゴルフといった参加者が興味のあるテーマごとに賛同者を募ってプロジェクトを立ち上げ、メンバーが知識や経験を生かし、教え合うなどしながら活動する計画。原則、毎月第1日曜午前に全体で集まる定例会を開き、各プロジェクトは独自の日時で活動する。
「おっさん元気で留守しよう!」「しばられずゆる~くやろう」が合言葉。▽男性限定▽過去の肩書を口にしない▽メンバーを批判しない-というルールを設ける。
同市の向井均さん(66、平)が「人生の後半戦を豊かに過ごすきっかけになる、新たな居場所を地域に」と発案。長野市の同趣旨の会を視察するなど、賛同者と昨秋から準備を進めてきた。移住者やUターン者、しがらみのない場所で活動したいと考える、地域外の人たちの参加も大歓迎という。
向井さんは「仕事や地域を超えた仲間づくりも楽しいし、趣味の発表の場にもつながる。既存サークルには入りにくいという人など、ゆるく一緒に活動を始めませんか」と話す。
年会費1000円(予定)、各プロジェクトは内容により実費。会へは途中からでも参加できる。初回定例会は午前10時から、市総合福祉センターで。