国際ソロプチミスト松本が松本児童園に寄付

松本地域の女性でつくる奉仕団体「国際ソロプチミスト松本」は2月28日、松本市の児童養護施設「松本児童園」(島内)に10万円を寄付した。卒園生を支援する「あずさ基金」に積み立てる。
同園では現在、さまざまな事情で家族と暮らせない3~17歳の34人が生活する。あずさ基金は、同団体が2011年12月に贈った資金を基に設立。大学などに進学する際に支援したり、就労など新たな環境で生活をしていくために貸したりしている。
同団体は1980年の設立以来、花火大会や絵本の読み聞かせなどを通して児童園と交流している。会員の高齢化に伴い活動は減ったが、「何かできることを」と毎年支援金を寄付している。
柳沢幸柯(ゆきえ)会長(76)は「生徒さんたちが巣立つ時に少しでも役に立てばうれしい」、一柳明美園長(54)は「子どもたちの希望に沿った選択ができるよう有効に使いたい」と話した。